かつとしコラム

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◆初日の出

新しい年を迎え、皆様には益々ご清祥のこととお慶び申し上げます。

 今年の元日。7時ちょっと過ぎ。私は家族とともに秋田市千秋公園の近くにある神社に初詣に出かけており、幸運にも!初日の出を拝むことができた。毎年元日には様々な行事があって夫婦共々寝ずに過ごすことになっているが、秋田に戻って8回目のお正月にして初めての経験であった。地平線の向こうの空がすぅーーっとオレンジ色に染まるさまに、年甲斐もなくとても感動した。
 東京では雪が降ったそうだ。「三が日に降る雪は天上の宴のお下がりだ」と誰かが言っていたが、どんなに厳しい年明けでも、そこに何らかの感動を見つけることができることに感謝したいと思った。

 昨年は、党の厚生労働部会長として新年を迎え、年の前半は話題となった医療費3割負担問題を含む健康保険法の改正のほか、救急救命士の業務拡大、食の安全確保の問題などに取り組み、政策決定過程に直接関与する機会に多々恵まれた。
 また、8月以降は参議院の厚生労働委員長を拝命し、拉致支援新法など重要審議に携わるとともに、「委員長」という新しい仕事に充実した日々であった。

 今年の目標は三つある。一つは、我が国が抱える最も長期的で深刻な課題のひとつである「少子化対策」。政府挙げて次世代育成支援元年としている本年にふさわしく、国民運動的に盛り上げて、男女双方の(そして私自身を含む)我が国民の働き方、休み方、生き方、食べ方、遊び方を考え直したい。

二つ目は、今年は少しもともとのフィールドに戻り、経済・金融問題、デフレの克服、景気の問題により大きなウエイトで取り組みたい。

そして三つ目には…… このコラムをもう少し定期的に書くように努めたい。

 去年も、国会裏にムクゲの花が咲き、皇居のお堀の土手に彼岸花が咲き、議員会館の前のイチョウ並木が色づき、その時々に書きたいことがあったのに、連日の忙しさに取り紛れとうとう書かず終いになってしまったことを反省している。

 季節の移ろいと、世間の事象と、自分の感慨を大切にして、今年も一日一日精進を重ねていきたいと改めて思っている。

                         平成15年1月13日
                         新成人の勇姿に初心を想い返して

金田勝年

 

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