参議院議運院長の公式訪問で中東欧を訪ねる予定だった今年の夏。虚しかった 8月8日の郵政法案否決の朝。あまりにもドラマチックな2ヶ月に熱冷ましも必要なほどだ。 特に私個人の場合、2年前もこのコラムで書いたが、衆議院選挙への出馬を望む声と自分の考えと小選挙区の実情の狭間でまたマスコミを騒がせることになってしまい、不本意であった。
参議院で10年、中堅として活躍の場も十分に与えられていることは選挙後さらに実感している。 選挙が終わって今なお、地元で「なんで出なかったの?」という絶望感にも似た言葉をよくかけられる。応援してくれる人々、期待してくれる人々の気持ちを思うとやり切れなくなる時も多いが、勇気がなくて出られなかったのではない。勇気をもって出なかったのである。 このことを理解してもらうにはまだ時間がかかると思う。きっと分かってもらえることを信じて、参議院であるからこそ自分の活動の幅を広げていきたい。
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