身辺がにわかに慌しくなった週末から一週間、第三次小泉内閣で外務副大臣という重責を命ぜられ、私を取り巻く環境は大きく変わった。議院運営委員会筆頭理事としての日々を、朝早くから夜遅くまで支えてくれた参議院の運転手 さんとは、2日昼、モーニングに着替えに帰った宿舎でお別れし、外務省の秘書官の迎えを受けてたどたどしく官邸に向った。それでも午後、皇居に参内し天皇陛下から認証を受けた頃には、私の頭の中にははっきりとした抱負のようなものが形になっていた。 「世界中のどの国の人にも、どんな厳しい環境におかれた人にも、ふる里があるはずだ。そして、皆、生んでくれた親をもち、大事な子の親(あるいは親候補)だ。私はふる里秋田への限りない想いを胸に、どんな相手と接するときも、心と心がぶつかり合うような、力のこもったそして心のこもった外交を目指したい」 言うまでもなく、懸案の多い東アジア情勢をはじめとして、ブッシュ米大統領来日、プーチン露大統領来日、WTO香港閣僚会合など外交案件は目白押しで寸分の猶予もない。 私の就任が決まったとき、会館を訪ねて「プレザント サプライズ(Pleasant Surprise)です!」と言ってくれた人がいたそうだ。秘書は主に内政畑を歩んできたうちの事務所を象徴するもので、慣れない言葉にしばらく悩んだそうだが、あとで解析するとどうも「思いがけない喜び」というか「喜ばしいサプライズ(人事)」という意味だったようだ。 今後の公務を通じて、この嬉しい言葉を実感として受け取ってもらえるようにと身を引き締めている。
2005年11月7日
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