国会が急に終わりそうだ。というとおかしい。予定通り延長なく終わりそうだ。長年国対・議運の仕事をしてきて、「延長がない」というとほっとしそうなものだが、そうでもない。
外務副大臣として答弁席に座ることになり、連日、関連委員会の質問答弁に追われた。厳密な正確性が求められるため、委員会当日の朝には答弁打合せもある。 『7時台から答弁打合せをして、閣議、記者会見、衆議院の外務委員会と参議院の行革特別委員会、最後はまた衆議院の拉致特別委員会へ、』などと委員会室をはしごする大臣の心労たるや如何ほどだろう。その上、外国からの賓客が多いので夕刻から外相会談やワーキングディナーも入る・・・。気を抜く暇もなく、あまりにも過酷な日々だ。 もちろん省内の事務方も連日夜遅くまで(朝早くまで?)答弁作成に貴重な時間を割かれ、気の毒なほどだ。子育て世代が皆、平日は霞ヶ関で食べたか食べないか 分からないほどの夕食をとっている。政府として少子化のかけ声が虚しい。
そんなことをつらつら考えていたある日。某紙の権威あるコラムで「土日祝日を除けば通常国会は100日ちょっとで気楽な稼業」という表現を目にした。
やはり「通年国会」にするべきだ。
議員だって大臣だって、そして官僚だって朝ごはんはゆっくり食べ、夜は家庭に帰るべきだ。
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