かつとしコラム

コラムTOPへ

◆「きらり」

 NHKの連続テレビ小説「きらり」を最終盤になって見始めた。毎日、涙、涙だった。
 
家族、子ども、夢、戦争、人生・・・ 戦中戦後の多難な時期の物語。「美しい国日本」、「家族や地域のあたたかさの再生」を真正面から掲げ立ち上がった安倍新内閣の国家観がだぶる。奇しくも戦後生まれ初の総理大臣だ。

 一方、9月26日をもって私の外務副大臣としての仕事も終わりを迎えた。地球5.3周分の海外公務と国内・海外における多くの国際会議・要人会談。副大臣室のスタッフがつくってくれた記録を見ながら改めて激務の328日を懐かしく思っている。

 「世界中いつ、どこで何が起こるかわからないという、心身ともに相当なタフさが求められる職場で、私を懸命に支えてくれた皆さんと一緒に仕事をすることができて外務省が大好きになりました」・・・
 多勢の職員を前に交替式を終えて議員会館に戻ると、なんだか気が抜けてどうすればよいのか戸惑いさえ覚えた。しかし、それも束の間、臨時国会の開会に伴い予算委員会の理事を拝命。早速安倍新総裁に対する総括質疑の準備に大わらわだ。

 来年の参議院選挙を控え、地元優先態勢に入っていた事務所スタッフは、「嵐を呼ぶ男、再来」とばかりに困惑顔だが、新内閣の方向性を見極める大切なこの役割に私は大いに張り切っている。

 「意味のない人生なんてないんだよ。輝かない人生なんてないんだよ。」平凡でも素敵なことがたくさんあった。中でも夫に出会い、子供を産んだことが一番素敵だったと断言する「きらり」の主人公のように、一人一人が自分の幸せを実感できる社会となるように私たちは、言葉と行動、政策と実行で「国づくり」に邁進しなければならない。
 

2006年10月4日
誕生日を祝う花々に囲まれて昨年の副大臣就任時を思い出し、
妙に外務省の職員食堂が懐かしくなって・・・

 

  

※このホームページに掲載の記事、写真などの無断転載を禁じます。全ての
著作権は金田勝年及び金田勝年事務所に属します。 


  《東京事務所》03-3508-7053

国会で成立した法律についての資料等必要であれば、お気軽にご連絡ください


Copyright (c)2000-2001 金田勝年事務所. All right reserved.