１２年という年月、干支一回り仕事をしてきてその間本当にいろいろなことがあったが、この選挙直前の６か月ほど苦しかったことはなかったように思う。
年末年始から、安倍内閣の閣僚辞任や問題発言、年金問題や閣僚の自殺、選挙にターゲットをしぼったかのように次々と新聞紙上を
にぎわした。

１２年前の激戦を制して初登院したときには何にもなかった、議員会館の戸棚一杯の秋田県内各市町村の課題ファイルを見ながら、私はまた初心に帰って、謙虚に一つ一つ丁寧に選挙戦を戦い抜き、また、国のため秋田のためにこの小さな部屋で働けますように、と心の中で祈った。

ここで、秋田からのみなさんをたくさん迎えた・・一緒にリンゴを食べ、かき氷を食べた。役所の皆さんと喧々諤々の議論をした、
難しい政治状況が生じたときスタッフと結論が出ずいつまでも対応に悩んだ・・・
この冷房もきかない小さな７０８号室は
私の東京での生活のほとんどだった。

私の椅子は、今年の秋いよいよ本番を迎える秋田わか杉国対の
キャラクター「すぎっち」のぬいぐるみに留守を頼んだ。
「Ｉ　Ｓｈａｌｌ　Ｒｅｔｕｒｎ！（必ず帰る）」
空港に向かう途中、レインボーブリッジからは大都会東京のビル群、
秋田空港に到着したら、何人かの人が駆け寄ってきてくれた。
やっぱり秋田がいい。

２００７年７月６日
選挙期間中は書けないので、さぼりさぼりのコラムもこれでしばらくお休みかと思いながら。