★出張報告 11/12 国際会議「未来のためのフォーラム」第2回会合 |
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1.「未来のためのフォーラム」
は、G8および拡大中東・北ア
フリカ(BMENA)諸国が、G8
シーアイランド・サミット
(2004年6月)で合意された
BMENA構想に基づき、政治、
経済および社会分野での改
革支援を協議する枠組み。
2004年12月の第1回会合
(於:モロッコ)に続き、今回
バーレーンで第2回会合が
開催。
2.BMENA構想に対する日本の
立場は、@地域の自主性と多
様性の尊重、A急増する若年
人口に見合った雇用創出のた
めの職業訓練を重視(9月末
に日・ヨルダン共催で「職業訓
練ワークショップ」を開催)。
また、教育・識字、中小企業支
援等でも協力。 |
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地元バーレーンの新聞は一面トップで会議の様子を伝えました。
(バーレーン・トリビューン紙、アル・ア イヤーム紙)
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3.教育、識字、職業訓練、市民社会対話、民主主義対話等、BMENA構想の取組みが進む一
方、地域諸国の中には米国による「民主化の押し付け」との懸念が存在。今次会合では、民主
化改革を中心とする共同声明(「バーレーン宣言」)は、一部の地域諸国の反対意見もあり採択
が見送られた。
4.我が国から、日本がリードしている職業訓練分野の取組み(「職業訓練ワークショップ」の成果
等)を紹介。また、今後我が国が、「人々志向(People Oriented)」というキャッチフレーズの下
で、女性支援の側面も含めた域内の人づくり支援も進めていくという考えを表明。これらは議長
総括の中に盛り込まれた。
この会議に際して、ライス米国務長官、ストロー英外相からは麻生大臣によろしくとの伝言が
あった他、チュニジア(シチウィ外務副大臣)、イラク(ズィバーリー外相)、ヨルダン(アリ計画・
国際協力大臣)、パキスタン(バクティヤル外務担当大臣)、エジプト(シャバーン外相顧問)と会
談を実施。
5.「未来のためのフォーラム」は当面継続的に開催される見通し(来年はヨルダンで催)。
BMENA構想は、政治、経済、社会の幅広い分野での改革支援を対象とし、包括的な取り組み
が必要。特に我が国が進めている「職業訓練ワークショップ」は、地域諸国から高い評価・期待
を得ており、引き続き積極的な対応が必要。
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〜会議の合い間を縫って5ヶ国の外相と精力的に二国間会談〜 |
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イラク(ズィバーリー外相) |
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チュニジア(シチウィ外務大臣付国務長官)
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パキスタン(バクティヤル外務担当大臣)
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ヨルダン(アリ計画・国際協力大臣) |
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エジプト(シャバーン外相顧問) |
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