外務副大臣の金田勝年でございます。本日は「アフリカンフェスタ2006」に大勢の皆様にお集まり頂きまして、主催者として心から感謝しております。
まず、この行事の開催にこぎ着けるまでに、アフリカ外交団の皆様、NGOの皆様、ナビゲーターを務めてくださる吉本多香美さん、東京都、千代田区をはじめ数多くの方々に御支援を頂きましたことに厚く御礼申し上げます。「アフリカンフェスタ」はお陰様で今年で8年目を迎えました。
本日はアフリカを愛する大勢の方にお集まり頂いている折角の機会ですので、政府の取り組みを簡単に紹介させて頂きます。我が国は、1993年以来、「アフリカ開発会議(TICAD)」というイニシアティブを通じて一貫してアフリカの開発問題に取り組んできました。2008年には、「第4回アフリカ開発会議(TICAD
IV)」を東京で開催する予定です。
連休には、小泉総理大臣はエチオピアとガーナを訪問しました。エチオピアのアディスアベバのAU本部で、「アフリカ-自助努力の発生地へ」と題するアフリカ政策演説を行い、アフリカの最近の動きに力強いエールを送りました。かつて世界におけるアフリカのイメージは、必ずしも明るいものではなかったかもしれません。しかし、近年、アフリカでは多くの紛争が終結して、民主的な開発に向けた息吹が感じられるようになりました。私はアフリカの明るい未来を期待しています。
アフリカの大地では、草の根レベルで、多くの日本人がNGOスタッフや青年海外協力隊員などとして、献身的に一生懸命汗を流し、日本とアフリカの架け橋となっています。日本でも、アフリカン・フェスタのお越しの皆様方を中心に多くの人々が日本とアフリカの架け橋になってもらえることを期待しています。
アフリカは地理的に遠く離れていることもあり、足を実際に運ぶことは容易ではありません。アフリカン・フェスタでは、東京にいながらにしてアフリカを少しでも身近に感じて頂くことができます。そのために2日間工夫を凝らしたプログラムを沢山御用意致しました。皆様には、思う存分アフリカをご満喫頂ければ、主催者としてこの上ない喜びです。楽しい2日間となるよう心から期待しています。