金田副大臣は、9月5日〜9月9日にかけ、第59回国連広報局・NGO年次会合出席及び米政府要人との意見交換のため、ニューヨーク及びワシントンを訪問した。
1.第59回国連広報局・NGO年次会合出席(9/6)
(意義)
本件会合は、多様な分野における国際社会の課題に対し、NGO、国連、政府がいかなる
形で連携して取り組んでいくかを探ることが趣旨であり、金田副大臣は、年次会合オープニ
ングセッションで伝統的な国家安全保障の枠組みに加え、“「人々」の目線で安全を考え直
す”「人間の安全保障」が日本の年来の主張であり、また実践でもあることを指摘し、NGOが
国連や各国政府と統合された対応をとることの重要性を訴えて、参加者の賛同と支持を得
た。
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オープニングセッション会場にて
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エリアソン国連総会議長(スウェーデン外相)と再会し
話しこむ。 |
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アナン事務総長夫人主催昼食会
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NGOレセプション
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2.ワシントンDCにおける意見交換(9/7、8日)
(1) 一連の会談における金田副大臣からのメッセージの主要点は次の通り。
(イ) 日米同盟は小泉総理の下で格段に強化された。特に米側において、あらゆる国際問
題について先ずは日本と相談してみようという姿勢が定着してきたことを評価。小泉
政権を代表して訪米する最後の政治レベルとして、これまでの協力に感謝。
(ロ) 9月26日に発足する新政権に対し引き継ぐ課題として、「2+2」最終合意の着実かつ
迅速な実施、ミサイル防衛に係る協力の推進、テロ特措法の期限延長の問題への対
応の3点が特に重要であること。
(ハ) 東アジアにおける協力も推進し、中国に責任ある役割を果たすよう働きかけ、北朝鮮
の核・ミサイル・拉致問題で引き続き連携と協力を伝達。
(2) これに対し、米側関係者は一様に日米同盟の進捗と今後の課題に関する見方は完全に
一致しているとして、政権の変わり目に戦略的方向性を再確認できたことは有意義である
との評価が示された。
特に、クラウチ次席補佐官からは、北朝鮮問題、就中、拉致問題について引き続き全
力で日本を支持し、連携していくとの発言が得られ、また、イングランド国防副長官から
は、わが国のイラク・アフガニスタンでの貢献について高い評価と感謝が示され、引き続
き中東における協力を推進していくことへの期待が示された。
【今次訪米に関しての会談相手】
1.行政府
クラウチ国家安全保障問題担当大統領次席補佐官
ドブリアンスキー国務副長官代行
イングランド国防副長官
バティアUSTR次席代表
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クラウチ国家安全保障問題担当大統領次席補佐官
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ドブリアンスキー国務副長官代行
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イングランド国防副長官
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バティアUSTR次席代表
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2.連邦議会議員
マカウスキー上院外交委員会アジア太平洋小委員会委員長
リーチ下院国際関係委員会アジア太平洋小委員会委員長
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マカウスキー上院外交委員会アジア太平洋小委員会
委員長
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リーチ下院国際関係委員会アジア太平洋小委員会
委員長
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3.元政府関係者・有識者
アーミテージ元国務副長官
グリーンCSIS日本部長(前NSCアジア上級部長)
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アーミテージ元国務副長官
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グリーンCSIS日本部長(前NSCアジア上級部長)
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3.その他
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各会談後、記者団に囲まれて。
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帰国日は9月10日。同時多発テロから早5年。空港
に向かう前にグラウンドゼロを訪れました。
無念さと、むなしさと、何とも言えない気持ちになり、
しばし絶句。
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グラウンドゼロにて。
「国民の生命と安全を守る」という国の使命とはか。
「世界の平和と安定を守る」という国連と理想とは何か?
両者はどのように併存していけるのか…
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ニューヨークでは日本酒がブーム。
レセプションには秋田の酒も出品されました。
久々の日本酒しかも地元秋田ときて、金田副大臣の顔もほころび。
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金田副大臣自らシャッターを押した一枚。
強行日程を常に懸命にサポートしてくれた随行の
秘書官と担当課長に、「ありがとう」と思いながら。
向うの白い塔はワシントンメモリアル。
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