きらりと光る町
秋田県北の岩手青森県境の町、小坂。
鉱山で栄えたこの町は、その栄華を伝える建物を生かして街づくりを推進。当代きっての歌舞伎役者も喜んで興行を行う江戸時代の芝居小屋や、とてもきれいなアカシア並木で十和田湖畔を彩る。
リサイクルを中心とした産業振興に取り組み、全国にも模範となる「きらりと光る町」だ。
ここ小坂で、毎年開催される観光フォーラムにあわせて、今年は手作りの「環境サミット」が開かれ、鴨下環境大臣を初めとして全国からそうそうたるメンバーが集まった。
去年は「新日中友好21世紀委員会」の会場となった。この会合は外務副大臣時代から力を入れていたので誠に鼻高々だった。
町長さんを筆頭に、町の皆さんが人とのつながりを大切にされ、おもてなしの精神で毎年つなげた努力の積み重ねだ。
毎年1月世界経済を語り合う場、スイスのダボスのように、皆が集まり、その時々に社会が抱える問題を討議する。
議論でつかれた頭と体を、いっぱいの自然と人情が癒してくれる。そんな町だ。
2008年 6月 9日