一年
一年前の今日、参議院選挙の投票があり私は落選した。
政策面、選挙の実務・戦略面、党としても私個人としてもたくさん
の反省を抱えて、呆然と8月を過したのだった。
アスファルトの照り返しが異常に蒸し暑かった東京での引越し作業。
あの時、黙って手伝ってくれた親友への恩は、決して忘れられない。
大学時代から、ビール工場や自動車工場でアルバイトをしたり、
大蔵省に入ってからも寝る時間のない激務だったりしたが、
仕事で涙を流すということはなかった。
そういう意味で、この一年は私にとって、苦しくも貴重な人生経験
だったと言える。
今、挑戦の場を与えて頂き、たくさんの人が私を助けてくれる。
自分はつくづく果報者だと思いながら、今朝を迎えた。
一年前、新しい人生の始まりだと思ってこのコラムを書いた。
その気持ちを忘れずに、良い意味で過去を吹っ切って生きていこう。
2008年 7月 29日