県知事選挙
わが秋田県では、来る26日告示で知事選挙が行われる。厳しい時代にあって、県の「今後の4年を担う顔・牽引車」を選ぶ重要な選挙だ。
衆議院議員選挙が先延ばしになる中、自分の選挙よりも先にこの知事選挙、また各市町長選挙や県議会議員補欠選挙を迎えることとなった。
知事候補として名乗りを上げたのは、佐竹敬久前秋田市長、川口博前小坂町長、佐藤正一郎前羽後町長の3氏。県央・県北・県南のそれぞれ、実績と個性的な魅力を持つ首長どおしの構図となったのは、地方分権の時代にふさわしいと思える。
私にとっては、もちろん3氏とも、参議院議員時代から各地域の要望事項を一緒に解決すべくたくさん仕事を共にした、とてもご縁の深い3人だ。
さて、金田はどうするのか、とマスコミをはじめ後援会皆様から問い合わせが頻繁だ。
自民党県連が、全国市長会の会長など経験豊かな佐竹氏支持を決定する一方、私に後継の道を開いて下さった野呂田芳成先生は、選挙区県北の川口氏を推している。確かに、昨年1月能代市に引越して以来、地域の実情をつぶさに見てきた私としては、必ずしも県の北部に陽が当たっていないという実感を持っているし、一方、エコタウン構想をはじめとして、県のみならず日本の国をリードするような産業展開の可能性を県北が秘めていると感じているのも事実だ。
今日現在、悩みの極致にある。いずれにしても、4月12日に選ばれる知事とは、その直後に行われるであろう自らの衆議院選挙を勝ち抜いた上で、その知事と共に力を併せて、国とのパイプ役として秋田のために全力で頑張る決意だけは確かだ。冒頭に述べた「少なくとも今後4年の県の顔・牽引車」としてどなたが一番ふさわしいか、有権者の判断は重い。
2009年 3月 22日