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参議院厚生労働委員長に就任

◇メデイアファックス 8/2号より  
 
 参議院本会議は7月31日、常任委員長の選任を行い、厚生労働委員長に自民党の金田勝年氏が就任した。金田氏は厚生労働部会長として、先の通常国会で成立した健保法等改正案の政府・与党案の取りまとめに加わった。被用者保険の3割負担引き上げ問題では、今年2月の法案提出の段階で「実施時期」をめぐり政府側との調整役を務め、「改革による国の痛み」となる 社会保険庁等の改革を健保法等改正案の附則に明記させ、今年度中に基本方針を策定する考えを盛り込ませた。
現在は自民党医療基本問題調査会の5つの改革ワーキングチームで丹羽調査会長とともに中核メンバーとして詰めの議論を行っている。

◇秋田さきがけ新報 8/3号より  ―課題が山積み 議論は濃密に―

 参議院厚生労働委員長に就任した金田勝年氏。「厚生労働は国民生活そのもの。課題は山積みで重責に身の引き締まる思いだが、必要な議論を交わし、法整備に精力的に取り組む」と語った。
 昨年7月の再選以後、予算委員会理事と党厚生労働部会長を務めてきた。同部会では医療、介護、年金、雇用、少子化の諸問題に加え、食の安全や救急救命士の業務拡大も検討。小委員会、作業部会が一日に4つも重なる日があった。予算委でも与野党間の調整に追われ「忙しい一年だった」と振り返るが、党内外からは調整力が評価された一年でもあった。
 医療改革法案の審議では、与党の強行採決が批判を浴びた参院厚労委。「審議は濃密に尽くすことが大事。ただ民主主義である以上、最後は採決にならざるを得ない。いずれ公正な委員会運営を心掛ける」と語った。

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