香港を訪問している金田勝年外務副大臣は１１日、香港政府ナンバー２の許仕仁・政務官と会談し、来年を「日中文化スポーツ交流年」として両国の民間交流を拡大したいとの意向を伝えた。

　金田副大臣は中国政府にも意向を伝えるため、同日北京入り。靖国問題を巡り両国関係が手詰まり状態にある中、「国民外交」を前面に打ち出して打開の糸口を探る狙いだ。

　金田副大臣は会談で、日中・日港関係の重要性を強調した上で「国民レベルでの相互理解が足りない」と指摘。北京五輪を控えた来年を「日中文化スポーツ交流年」として、各種交流事業を実施したい意向を伝えた。

　金田副大臣は中国外務省でも同様の提案をする。
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